深夜のパソコンの前で、ひたすら商標キーワードを狙ったブログ記事を書き続ける。
アクセス数を見ては一喜一憂し、成果が出なければ中古ドメインを買い足す。
僕はいわゆるアフィカスだ。
もう10年近くこんなことを続けている。
僕自身、記事を書いていて「これは誰の役にも立っていない」と感じてつらくなることもある。
それでも今はアフィカスを辞められない。
生活のため、資金づくりのためだ。
この記事の目次
アフィカスとは何か?何がアフィカスでないのか?
そもそもアフィカスとは何なのか?
僕が思う、アフィカス的アフィリエイトの特徴は以下の通りだ。
- ChatGPTに書かせただけの記事
- 実体験ゼロのレビュー(商品を買わずにレビュー)
- 強い中古ドメインに依存
こうした手法は、まさにアフィカス的な稼ぎ方であり、僕自身が現在進行形で取り組んでいるアフィリエイトの手法だ。
稼ぎだけを目的にして、読者への価値提供を軽視するやり方だ。
問題は、現状のGoogleのアルゴリズムでは、これでもそれなりに稼げてしまうという点だ。
商品を自腹購入し、どんなにまじめに一生懸命レビュー記事を書いたとしても、そのブログが弱い新規ドメインだったら上位表示されることは99%ありえない。
強い中古ドメイン所有者が、ChatGPTに1分で書かせた商標レビュー記事が圧倒的に勝利してしまう。
良くも悪くもこれが現状だ。
僕自身はアフィカスだと思う
正直に言うと、僕はいま「アフィカス」と呼ばれるようなアフィリエイトのやり方をしている。
SEO商標記事を量産したり、SNSで刈り取りを狙ったり。
短期的な収益を最優先して、読者の役に立つかどうかは二の次にしている部分がある。
だからこそ、僕自身が「アフィカスを辞めたい」と強く感じている。
でも、僕はこのままで終わるつもりはない。
むしろ「アフィカス」と「真っ当なアフィリエイト」をはっきり区別して、その境界を自分自身で超えていこうとしている。
なぜアフィカスは嫌われるのか?何が悪いのか?
アフィカスが嫌われる理由は何か。
- 表面的で嘘っぽい → 読者から信用されない
- 「楽に稼げる」という幻想を広める → アフィリエイト全体の信頼が落ちる
- 短期でしか稼げず、最終的に本人自身も消耗する
つまりアフィカス的な手法は「誰も得をしない」構造になっている。
真っ当なアフィリエイトとは?
一方で、すべてのアフィリエイトがアフィカスというわけではない。
ちゃんと読者の役に立ち、長期的に収益が残る“真っ当なアフィリエイト”も存在する。
僕はここにこそ未来があると思っている。
真っ当なアフィリエイトの特徴をまとめると、以下のようになる。
アフィカスと真っ当なアフィリエイトの比較表
項目 | アフィカス的アフィリエイト | 真っ当なアフィリエイト |
---|---|---|
レビュー内容 | コピペ・体験なし | 実体験ベース、具体的な感想 |
情報提供 | 表面的・宣伝臭い | 読者の疑問に答える |
ストーリー性 | なし | 再現性のあるプロセス |
デメリット | 隠す・書かない | 正直に書き、代替案も提示 |
資産性 | 短期で消耗 | 長期的に読まれる資産 |
発信の基盤 | アルゴリズム依存 | 生活・専門性と直結 |
この比較表を見ても分かるように、同じ「アフィリエイト」という枠組みでも、やり方次第で「アフィカス」と「真っ当」に大きく分かれる。
以下、真っ当なアフィリエイトの特徴について、さらにくわしく掘り下げて考えてみたい。
① 実体験ベースのレビュー
自分で実際に使ったサービスや商品をレビューする。
例えば転職活動中に転職エージェントを利用してみて「面談の雰囲気」や「求人の質」を具体的に書く。
これなら商標キーワードを狙っていても、アフィカス的な机上レビューとはまったく違う。
② 読者目線で役立つ情報提供
単なる「おすすめ〇選」ではなく、読者が知りたい不安や疑問に答える。
英会話教材なら「初心者でも続けられるか」「料金の実際の負担感」などを体験から伝える。
読者にとって価値がある情報は、そのままアフィリエイト報酬にもつながる。
③ 再現性のあるストーリー
「こうやって使ったら自分はこう変わった」というプロセスを示すこと。
転職で年収がどう変わった、英語学習でどこまで上達した、など。
再現性があると読者は「自分もやってみよう」と思える。
アフィカス的な中身ゼロ記事では絶対に生まれない力だ。
④ 悪い面も正直に書いた上で、代替案を提示する
真っ当なアフィリエイトでは「良いことばかり書く」のではなく、デメリットも正直に伝える。
例えば転職エージェントなら「紹介される求人が偏っていた」とか、英会話教材なら「音声が聞き取りにくかった」といった弱点だ。
その上で「別のエージェントを併用すればカバーできた」「この教材は初心者より中級者向け」といった代替案や補足を提示する。
実体験に基づいた代替策を示せることが、読者の信頼につながる。
ここがアフィカスとの決定的な違いだ。
⑤ 長期的に読まれる資産になる
実体験ベースで役立つ記事は、短期で消費されるのではなく、検索から長期間アクセスが集まる。
広告やGoogleアップデートに左右されにくく、ブログやサイトの“資産”になる。
ここが「短期稼ぎ逃げ」と「真っ当なアフィリエイト」の大きな分岐点だ。
⑥ 自分の生活や専門性と結びついている
真っ当なアフィリエイトは「生活そのもの」を基盤にできる。
投資、不動産、英語学習、転職活動など、自分が本当に取り組んでいることを記事化する。
これなら発信内容に嘘がなく、信頼を積み上げられる。
まさに「アフィカスからの脱出」の王道だ。
僕はいま過渡期にいる
僕はまだアフィカス寄りの手法を使っている。
SEO商標記事で短期キャッシュを狙い、SNSで高単価案件を拾い、情報商材レビューで資金を稼いでいる。
正直に言えば「真っ当なアフィリエイト」とは言えない。
ただ、自覚的に「アフィカスを辞めたい」と思っている。
そして「どうすれば真っ当なアフィリエイトへ移れるのか」を常に考えている。
まとめ
アフィリエイトには「アフィカス的な手法」と「真っ当なアフィリエイト」の二つの側面がある。
僕はいまアフィカス的な稼ぎ方をしているけれど、それを自覚した上で「アフィカスを辞めたい」と思い、真っ当なアフィリエイトへ移行しようとしている。
このブログでは、その過程を正直に記録していく。
アフィカスからの脱出と、真っ当なアフィリエイトへの転換。
これは僕自身の挑戦であり、同じように悩んでいる人へのメッセージでもある。